仙台市東部の七北田川河口の東側に広がる蒲生干潟(がもうひがた)に行ってきました。蒲生干潟は、1987年に国指定仙台海浜鳥獣保護区の特別保護地区に指定されましたが、2011年の東日本大震災の大津波によって、それまでの自然豊かな環境は破壊されてしまいました。しかし、その自然環境は少しずつ再生してきているようです。
蒲生干潟の近くに向洋海浜公園(こうようかいひんこうえん)の駐車場があり、車で行くことができます。STARRY仙台一番町店のある仙台市都心部からは車で約40分です。その駐車場は砂浜に面した高台となっていて仙台湾、太平洋、そして蒲生干潟を一望できます。
蒲生干潟に行った冬の昼過ぎの気温は約2度で、微かな雪が風で運ばれてきました。体感的にはとても寒かったです。駐車場から15分程砂浜を歩くと枯れたススキの向こうに蒲生干潟が見えてきました。
蒲生干潟の全体の長さは約500メートルぐらいの大きさではないかと思いました。干潟の反対側に数人の人が見えた以外は、他に誰もいませんでした。砂の上には人と動物(飼い犬も含む)の足跡が沢山ありました。
はじめは全く生き物を見つけることができませんでしたが、七北田川河口方向に足を進めると、干潟の水面に50羽を超えるぐらいのカモの群れを見ることができました。多分、オナガガモが多かったように思います(鳥の種類には詳しくないので正確ではないですが)。
津波の被害があったからだと思いますが、干潟の周辺には木々があまりなく、冬の乾いた空気もあって、蒲生干潟の周りは無機質な静けさがありました。