渡り鳥の越冬地「伊豆沼(いずぬま)」に行ってきました

伊豆沼の給餌池のオナガガモとヒシクイに囲まれた3羽のオオハクチョウの写真

先日、宮城県北部にある伊豆沼(いずぬま)に行ってきました。用事があって栗原市に行った帰りに寄ったのです。伊豆沼は秋から冬にかけての渡り鳥の越冬地として、地元ではよく知られています。

1967年には隣接する内沼と共に国の天然記念物に指定され、1982年には国指定伊豆沼鳥獣保護区(集団渡来地)にも指定されました。また、1985年には国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約にも登録されました。

この日はお昼過ぎの13時頃に伊豆沼に着いたのですが、1月中旬の冬の日にしては温かい天候でした。雲の合間から陽の光が差すときもありました。ただ西の奥羽山脈から吹く風があって、長時間外気の中にいるのは辛かったです。

最初は給餌池(きゅうじいけ)に行きました。オオハクチョウがいて、その他、オナガガモやヒシクイがいました。給餌池に渡り鳥を見にきている人は、予想よりずっと少なく二家族5人ぐらい。渡り鳥の数も以前に来たときの記憶と比較すると大分少なく、もしかしたら渡り鳥が集まってくるシーズンはまだ先なのかなと思いました。

伊豆沼の給餌池のオオハクチョウ、オナガガモ、ヒシクイの写真
伊豆沼の給餌池

その後、伊豆沼を囲む細い道に車を走らせました。駐車場が用意されているので、車から外にでて伊豆沼の風景を見たり、渡り鳥を観察したりするのが楽でした。渡り鳥の多くは伊豆沼の中央付近の水と氷の境に集まっていました。魚などが捕まえやすいからでしょうか?

水と氷の境になっている伊豆沼の中央付近に集まる渡り鳥の群れの写真
伊豆沼の中央付近に集まる渡り鳥の群れ

オオハクチョウが近くを飛んでいくこともありました。オオハクチョウが沼から飛び立つときは大きな音がするのですが、伊豆沼の周りは田園地帯が広がっているので、渡り鳥が立てる音がよく聞こえます。

STARRY仙台一番町店のある仙台市中心部から伊豆沼までは、東北自動車道の仙台宮城インターチェンジから築館インターチェンジを通って1時間30分弱でいけます。

空を飛ぶ10羽のオオハクチョウの群れの写真
空を飛ぶオオハクチョウの群れ
水面から羽ばたくオオハクチョウの写真
水面から羽ばたくオオハクチョウ
水面の半分が氷に覆われた伊豆沼の全景の写真
伊豆沼の全景