STARRYのペットアドバイザーの加藤ゆかり先生に「ペット用漢方サプリメント」について、スタッフ勉強会を実施していただきました。今回は、漢方についてと、ペット用漢方の特徴・その選び方などをお伝えいたします。
「漢方」=「漢方薬」と思われがちですが、実はそうではありません。「漢方」とは、鍼灸(しんきゅう)や食養生(しょくようじょう)なども含めた医学であり、広い意味で使われています。「漢方薬」は、漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品のことです。
また、漢方は奈良時代に伝来した古代中国医学を基本とするもので、日本の気候や風土に影響を受けながら、日本独自に発展・実践されてきました。
そもそも漢方は、日本で西洋医学が「蘭方(らんぽう)」と呼ばれていたのに対して、「漢方」と名付けられました。漢方は「病気ではなく病人をみる」といったように、人に主体を置いて全体のバランスをみるといった特徴があります。それに対して、病気に主体を置き治療を行うのが西洋医学といえます。漢方と西洋医学の大きな違いとしては、漢方は病名がつかない不調にもアプローチできるという点があげられます。
漢方薬とは、さまざまな症状を改善する、生薬の組み合わせによってできた医薬品です。主に医療現場で使われています。サプリメントとは、ビタミン、ミネラルなど日常で不足しがちな栄養成分が錠剤やカプセルなどの形になった、日頃の食生活をフォローする食品です。
昨今では東洋医学系専門の獣医学校ができ、獣医の間ではペット漢方の認識が広まりつつあります。一方で、世間一般の間ではまだまだ珍しく感じられているような印象を持ちます。今回の勉強会で扱った、ペット用漢方サプリメント「Uchinoko漢方」は、名前に漢方とついていますが、漢方薬ではなくサプリメントに分類されます。
“病気じゃないけどちょっと気になる…”
“わんちゃんの日々の健康のために何かしたい…”
「ペット用漢方サプリメント」は、そんな飼い主さんにおすすめです。
漢方サプリメントは服用してすぐに効果が出るものではありません。体内での効果は非常に分かりにくく、例えばフードを変更した場合は1週間から10日程で体への影響が見られるようになるそうです。漢方サプリメントを服用する場合は、継続して服用することが望ましく、最低でも3ヶ月は見て欲しいとのことでした。
わんちゃんにどのような漢方を飲ませるかは判断が難しいこともあるかと思います。わんちゃんの体質をよく考えて選びたいところです。「Uchinoko漢方」シリーズの場合、以下のようなタイプチェックがあります。
→「気の巡り」タイプ
→「血の巡り」タイプ
→「水の巡り」タイプ
近日中に、ショップにて「Uchinoko漢方」が入荷予定です。入荷の際にはこのSTARRYのホームページでお知らせいたします。