バランスハーネスの勉強会

バランスハーネスを着けている犬の写真

STARRYペットアドバイザーの加藤ゆかり先生に「バランスハーネス(Balance Harness)」の使い方について、スタッフ勉強会を実施していただきました。今回は、バランスハーネスの選び方やポイントなどをお伝えいたします。

横から見たバランスハーネスの写真

バランスハーネスとは

バランスハーネスは、アメリカではプロのトレーナーや一般ユーザーから多くの支持を受けているハーネスです。人間と犬の絆を大切にすることを目的として作られました。バランスハーネスは、アメリカ アイオワ州を拠点とするBLUE-9 Pet Productsという会社が製造をしています。BLUE-9は、トレーナーや獣医・動物行動学者から意見を聞き、わんちゃんとその飼い主のために高品質の犬用トレーニングアクセサリーを製造しています。

上から見たバランスハーネスの写真

バランスハーネスの特徴

バランスハーネスは、6箇所あるアジャスターで愛犬の様々な体型にジャストフィットするように調整ができます! サイズ調整をすることでワンちゃんを締め付けず、動きの邪魔をしません。ハーネスの接する面が少なく関節の動きを邪魔しないため、ハーネスを着けていることに対するストレスが少ないです。

頭を通さずに装着可能なバックルがついているので着脱も簡単。お洋服を着る時もサイズ調整できるのでオールシーズン使うことができます。お洋服の邪魔をしないシンプルなデザインになっています。また、ナイロンでできているため洗ったらすぐに乾くのも嬉しいポイント。

ハーネスのサイズ選びについて

バランスハーネスは、大きめの小型犬〜中型犬以上向けのハーネスです。

XS、Sサイズは背面の調整アジャスター(色のついている部分)が短めになっています。首のところは緩めにしてあげて、後ろは前足の付け根から拳立て一個分(約7cmくらい)ほど後方につけてあげるようにしてください。前脚が稼働しやすいようにワンちゃんの様子を見ながら調整します。

ハーネスはきつくならないようにXS、Sの場合は指2、3本ほど余裕のあるようにします。M以上のサイズは指4本くらい入るようにしてあげてください。毛の多いワンちゃんの場合は緩く感じることもありますので、ワンちゃんに合わせて調整をしてあげます。

BLUE-9のリードを使っている写真

リードについて

リードは斜めがけをすることができます。またハーネスにはフロント部分と背中部分の2箇所にリングがあり、前と後ろにリードをつけることができます。ダブルリードで使用することもできますが、加藤先生によるとダブルリードは難しく、訓練が必要だそうです。

またリードが抜けるワンちゃんは上に引っ張るのではなく下に引っ張ることを意識することが大切。それでも抜けちゃうワンちゃんはハーネスと首輪のDカンを繋げておくとどちらかが破損した場合も抜けや脱走の心配がないです。

全てのハーネスに共通して一度ハーネスを抜けるとワンちゃんはそれを学習し、再度抜けることが多いため、よく抜ける子は違うハーネスに変えることも検討することが必要です。

BLUE-9のリードの着け方の写真

カラビナを掴む時はナスカン部分ではなく写真の場所を掴みます。ナスカン部分を掴むと勢いで外してしまうことがあるため、普段から意識して写真部分を掴んであげるようにしてください。

アメリカではメジャーなハーネスですが、新しいハーネスということもあり日本での知名度は低く購入できるお店も少ないです。アメリカ直輸入のバランスハーネス、店舗では試着もできますのでぜひスタッフにお声がけください。

ハーネスの着け方をレクチャーする写真
ハーネスの使い方をレクチャーする加藤先生
リードの使い方をレクチャーする写真
リードのナスカンは上向きで装着するのがおすすめ