こんにちは。
STARRYの本社がある仙台市青葉区本町の「本町商店街振興組合」が企画した田植えツアーに参加して、田植えを体験してきました。開催日は2019年5月11日(土)で、朝の8時20分に本町から1台のバスで出発し、目的地の涌谷町に10時頃につきました。涌谷町は宮城県の北部に位置し、日本で初めて金が産出した場所として知られています。
この田植えツアーの参加者は大人から子供まで、だいたい50人くらいでした。子供連れの家族も多かったです。
田植えの前には、神主による祈祷をおこないました。神主によると、田植えは古来より神事の1つのため一礼をして田んぼに入るようにとのことでした。一礼をして裸足で田んぼに入ると、土の柔らかい感触が新鮮でした。最近は気温が高めなためか田んぼの水も土も冷たくなかったです。一方で、長靴を履いている人もいました。
このツアーでは涌谷町の農家や役場の方の協力があり、わざわざテントやブルーシートまで準備してもらいました。田植えの指導もしていただきました。
この日の田植えでは、苗を土の中に植えていく前に植える場所を決る必要があって、木製の大きなフォークのような道具をつかって土に線を引いていきました。その道具は「田植え定規」といい、作業は「線引き」といいます。目的は苗の間隔を一定にするためでした。
この日は田んぼの水が多かったらしく、線引きした線が見えないところがあったため、引いた線のことは忘れてだいたい30cm間隔で苗を植えていくことになりました。25人程が横一列に並んで、苗代を片手に植えていくのですが、慣れていないこともあり、真っ直ぐに苗を植えていくことが難しかったです。水が多くて、植えた苗が見えないという問題もありました。そのため、両隣の方との距離が近づき、列の中で居場所がなくなってしまいました。常に前かがみなので、腰も痛かったです。
昼の12時までに田植えを終わらせる予定でしたが、11時30分になってようやく半分といったところだったので、残り半分は田植機でおこなうことになりました。田植機だとあっという間に、田植えが終わっていきました。手植えでの田植えは大変だと感じましたが、素足で田んぼに入るのは貴重な経験になりました。
田植えが一通り終わると涌谷町からおにぎりと豆腐汁が振る舞われました。おにぎりは涌谷町地元の「金のいぶき」という玄米で、豆腐汁も地元のおぼろ豆腐が使われていて、素朴な味で美味しかったです。
お昼の後は、共同浴場の「天平の湯」で天然の温泉に入ったり、産直センターで野菜を買ったりしました。そして、14時30分に涌谷町を後にしました。今回の田植えツアーで終わりではなく、次は8月に草取りのツアーが予定されています。